【CASE】夫が私の意見を聞いてくれません

今回は相談者さんのセッションで出てきた、お悩み回答について書いてみます。

 

相談者さんのお悩みはこんな感じでした。

 

「夫の些細な言動に対して、モヤッとイラっとするんです。例えば、出かける場所とか夫がなんでも決めてしまって、私の意見は聞いてくれない。本当は私の意見も聞いて欲しいのに…。意見が割れた時いつも私の意見は却下されてしまって。毎回意見を言うんだけど、何回も却下され続けてしまって。どうせ次もダメかもと思いはじめると、だんだん言うのが嫌になってきました。」

 

 

相談者さんの夫が、彼女の意見を聞かない現実になってしまっているのには、理由がありました。
そうなる理由は自分自身の潜在意識の中にあります。
自分の内側に答えはあるのです。

 

その理由は、彼女の潜在意識に組み込まれていて、ワンネス(宇宙)からのメッセージでもあるのです。
だけど潜在意識は無意識だし、ワンネス(宇宙)からのメッセージなんて目に見えないし耳に聞こえないので、本人はその理由が何なのかは分かりません。

これが、世の中の人たちの悩みの性質かなと思います。

 

それでは、順を追って少しづつ解きほぐしていきたいと思います。

 

まず最初に大事なのが、

「夫の些細な言動に対して、モヤッとイラっとするんです。

 

夫のことを考えるとムクムク湧き出てくるネガティブな感情。
相談者さんの場合は、イライラする感情でした。
このイライラを、しっかりと認識することが大事になります。

ネガティブなイライラをなかったことにしない。
あるものはある。
あるものを認めるのです。

 

ネガティブな感情は振り回されると良くないから、あまり気にしない方がいいという風潮が世の中にはまだまだありますが、内観を続け愛の現実を創造している私からすると、ネガティブな感情を無かったことにすることの方が、逆に心身に悪影響を及ぼすということが分かっています。

 

 

ネガティブな感情はしっかりと自分の体を使って認識することが、とても重要です。
このことを、「感情を味わう」と表現しています。

 

 

【感情を味わう方法】

①目をつぶって深呼吸を2、3回繰り返す。
②体に意識を向けて、胸や喉、お腹などがギュッとなったり重くなったり苦しく感じないか探してみる。
③苦しい感覚を少しでも認識できれば、体のその部分に意識を向けた状態で、今度はイライラを感じ続ける。
④吐くときに、イライラが外に出ていくイメージで深呼吸を続けながら、イライラを感じ切る。
(個人差はあるが、時間にして数分間)
⑤数分経つと苦しい重い体の感覚が、スッとフワッと軽くなる瞬間があるので、そのタイミングで終了する。

 

 

これが、ネガティブな感情を味わうときの流れになります。
これをするだけでとっても楽になるし、ネガティブな感情に振り回されることはかなり減るので、ムクムク出てきた時は、ぜひ味わってみてください。
おすすめです。(味わうのが難しい方は何か別の理由があるかも。)

 

 

相談者さんの場合にも、夫に対するイライラを味わってもらいました。
イライラを味わい終わると、今度は別の感情が出てくることもあります。
そしたら次は、その別の感情をまた同じように味わってみてください。
ゲームで攻略するように、順を追って一つずつ味わっていけばいいだけですね。

 

 

感情を味わいきると、少しぼーっとする感じが出てきたり眠くなったりユルっとなったりする体の感覚が出てくるかもしれません。
この感覚が出てくるのは周波数が上がっている兆候。
とってもいい感じです。
それも全てOKだとしてあげてくださいね。

 

 

ネガティブ感情が一つ終わったところで、質問に戻りたいと思います。

 

 

よくよく話を聞いてみると、彼女は夫に対して負けたくない気持ちが出ていました。
少しでも自分の意見を通すことで夫を言い負かしたい!みたいな、張り合いたい勝ちたい気持ちがあった。

 

これ、彼女の中にとある前提があったんです。

その前提とは、そもそも「自分という存在は夫に負ける」
そして、自分という存在は「意見を聞いてもらえない無価値な存在」という前提を持っていました。
この前提がある限り、夫は意見を聞いてくれない、負けたと感じてしまうような無価値を感じる現実を創ってしまいます。

 

 

これが、幼少期過ごしてきた環境を通して、自分自身が受け入れ信じ創り上げてきた考え、つまり概念(がいねん)です。この概念が、潜在意識の中にあってそれが現実に投影して、現実化しちゃってるって話。

 

概念の力はパワフルで、自分の無意識の中に埋め込まれたチップのようなもの。
チップが反応して現実化してるだけです。

 

そして、相談者さん自身が自分に対して「意見を聞いてもらえない無価値な存在」というレッテルを貼っている!
これがもう、なんてこと〜!(泣)
誰でもない、自分でそういう人間なんだって決めてしまったレッテルです。
自分で決めた無意識のレッテル。
自分で決めちゃったんだから、現実(周りの人、外の世界)もそういうふうな態度をしてくるんです。

 

ネガティブでモヤっとするような現実を色々と紐解いていくと、自分自身の中にある「当たり前」や、そりゃそうでしょ!というような「前提」が見えてきます。

 

この「当たり前」のことを、概念(がいねん)と言っているのですが、この概念がベースになって現実を作ってるわけです。

 

だから、この概念がなんなのか?を知るだけで、徐々に現実の見方や捉え方が変化し、結果的に変わったような感じになっていく。現実が変わらなくても、たいして気にならない自分になっているわけです。

 

知るだけでいい。
気づくだけでいい。
それが癒しであり、許しでもある。

 

そしたらいつの間にやら、自分で決めてしまったそのレッテルを辞めて、自然と自分のやりたいことをやりたいようにやれてる自分になってる。

 

現実創造は、こうやって自分の日常生活を実験&検証しながら、実践していくと面白いわけなんです。

 

PS

後日聞いた話ですが、相談者さんのご主人は、彼女の意見を聞いてくれるようになってるそうです。

相手を頑張って変えようとするのって、実は論点がずれてるんだよ、っていうのが伝わると嬉しいです。

 

 

 

 

 

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