小学校に行っていない息子の卒業式

小学6年生の長男が、今春小学校を卒業します。とはいえ、2年間はフリースクールの方へ行っておりましたので、実質小学校に通っていたのは1年生から4年生まで。

卒業式への出席をどうするか否か?で、これまでにも繰り返し学校と子供と話し合いを行ってきました。

 

わたし自身の本心を振り返ってみると、子供が小学校ではなくフリースクールの方へ行きたいと言い始めてからこれまで、頭では分かっていても、完全に子供のことを心からは信頼できていない状態が続いていました。心の奥底ではまだ、小学校に行っていない子供を心配しているわたしがおりました。

なんだかんだで、みんなができていることが息子はできない、可哀想、無力な子だ…

そんなふうに、潜在意識の深いところではモヤモヤしていたのですね。

 

ですが、現実は全て『鏡』でありますから、可哀想だと見えている(息子)=(わたし)

つまり実際に可哀想だと思っているのは、わたしが私を可哀想、無力だ、というふうに認識しているということになります。

こうやって、目の前の人に対して抱いている認識は=自分に対しての認識(無自覚な認識)だよ、と目の前の息子が教えてくれているのです。

この気づきを、繰り返し繰り返し気づいてきました。そう思っている自分がいるんだなあって、繰り返し気づいてきました。
本当にわたしは自分自身のことを、無力なんだと深く深く信じ込んでしまっているなあ。そして実際には、その無力さをちゃんと創れている現実があるなあ、と思いながら。これは全部、概念を信じ込んでしまっているからだなあ。本当は無力なんかじゃないのになあ。もうやめようね。と、繰り返し繰り返し、自分の中で認識しなおしてきました。

 

そんな中、卒業式をどうしていくか?という話し合いを学校側としていた中で、担任の先生が、直接息子に言ってくれた言葉がありました。それは「この小学校の中で、誰も経験していないことを、〇〇くんだけは経験しているんだよ。だから自信を持ってね」

そう言っていただけたことを思い出した時、さあ〜っと肩の荷が降りたような体感をしたのです。

学校(担任)の先生が、「愛」に見えたこと
学校に対する感謝が溢れてきて、この先生で本当に良かったと思えたこと
子供が選んだ道は大丈夫だったんだということ
全ては大丈夫だったんだということ

お風呂の湯船に浸かりながらその出来事を思い出していたら、とても感動して涙を流していました。
感謝が溢れできて、浄化されたのだと思います。

 

初めて学校が「愛」に見えたということは、わたしという存在のエネルギーが「愛」を思い出せたこと。それが『鏡』の現実に映し出されて、学校が「愛」に見えたということになります。

ああ…ようやくわたし自身が無力から卒業しつつあるんだ、と現実を見て、改めて痛感体感した出来事でした。

 

それからと言うもの、小学校に関する息子とのやりとりも、以前に比べて軽やかなエネルギーで話ができるような感覚になってきました。息子自身も重い空気になることなく、すっきりした感じで話ができているように見えてきました。

 

わたしにとっても大きな大きな変化。2年間不登校の親をやってきてようやく本当の意味で、心から子供のことを信頼する世界へと引っ越すことができたのです。

これからまた、どのように子供のことを見ていくのか?楽しみになってきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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