みんな被害者意識が好きな理由
今回は、被害者意識について書いてみます。
被害者意識とは、、、?物理世界ではわりと通常モード?でしょうか。
実はわたし、幼少期からずっと被害者思考が通常モードの人生でした。
というか、被害者思考しか知らない、それ以外の考え方を知らない、という驚くべき気づきがありました。
なので、被害者の思考の癖については、誰よりも、よーくわかるかもしれません(笑)
そしてネガティブ思考の時は、たいがい被害者の方に傾いているかと思いますが。。。
被害者の時の自分とは、状況や人間関係などの問題によって、被害を被った、可哀想で残念な自分のこと。
この、被害を被った可哀想で残念な自分とは、状況や人に対して「受け身」な状態というのが、わかるでしょうか。
しかし本来、私たちは創造主。すべての現実は自分自身の意識というプロジェクターを通してみています。すべて自分の思い通り(概念通りに)にポジティブもネガティブも創っているのです。
まさか!こんな辛い出来事を、自分で創ってるなんて!絶対うそ!ありえない!信じられない!は!?
という嘆きが湧き出てくるかもしれません。
ですが、これは本当なのです。受け入れ難き事実かもしれませんが、本当です。
その理由が、概念(幼少期など家庭の教育を通じて受け入れた観念、価値観、思い込みなどのこと)にあります。概念には、ポジティブなものとネガティブなものがあります。
ポジティブな概念は割とシンプルなもので、例えば、幸せ=旅行、美味しいものを食べる、芸術をたしなむ、など、自分自身が喜ぶ感覚をたどっていくとわかりやすいかもしれません。
ネガティブな概念は、より複雑で自分では当たり前すぎてわかりにくいものが多いです。
当たり前過ぎて、目の前の起こってることに対して、疑問すら持たず、ただただ、ひたすら受け身で相手に対して文句を言い、ネガティブ思考になってしまっている状況を創っちゃってることになります。
この被害者意識の状態に、人はすぐ陥りやすくなります。
実はこれには、理由があるのです。しかも、その理由にはメリットがあります。
なぜなら、人は、被害者になっていた方が楽だから。
家族のせい、子どものせい、仕事のせい、お金のせい(など)にしたいんです。
考えなくて済むし。
向き合わなくて済むし。
チャレンジしなくて済むし。
行動しなくて済むし。
文句を言って、ネガティブになっていた方が、楽なんです。
これ、美味しいやつなんですねーーー。ガーーーン。て感じだけど(笑)
わたしの場合は、被害者になって、人から大事にされたい、優しい声をかけてもらいたい、心配されたい、という欲求を持っていました。
被害者になれば、愛される、孤独にならなくて済むという概念です。
わたしの自己肯定感が低かった理由は、この概念が潜在化していたことにありました。
被害者になる方法を使えば、家族と関わる時間をなんとか確保できた、というおそらく1歳くらいの時期に自分で受け入れて創った概念だと思っています。腑に落ちる感覚が強くあるので、おそらく間違いないでしょう。
こういった自分の概念に気づいていくと、だんだん気にならなくなります。
そもそもフォーカスが当たりません。
その概念も無くなっていってるので、プロジェクターを通してもそのようには捉えないし、(見えない、見ない、通り過ぎる感覚)被害者思考も少しずつ減っていきました。
ネガティブが外れて被害者意識が減っていくと、よりポジティブで軽い、ワクワクのエネルギーで行動することがスムーズになっていきます。
ワクワクの気持ちで生活してる方がシンプルに楽しいし、目の前にある喜びも見えてきますよね。どう考えたって、ポジティブな時間で暮らしていた方が幸せです。
ポジティブになれないのには、必ず理由があります(概念による反応)ので、本当に幸せな生き方にシフトしたければ、自分のことを知るだけで良いわけです。
ちなみに行動は、概念がある状態で行うのではなく、概念を外した状態で起こさないと、うまくいかないです。
同じことをやって、成功する人と成功しない人の違いは、この概念のある無しが大きく影響しています。
自分の概念が何か?それを知るためのナビゲーションが、日常の些細な出来事を通して湧き起こる「ネガティブな感情」です。
日常生活には自分を知るヒントがたくさんありますから、ぜひ、自分を知るために自分自身の感情に気づいてあげてほしいと思います。