自然との生き方は、真の豊かさを教えてくれる

5月初夏、お天気がいい日が続いたので、最近は庭の草取りなど手入れをしたり、畑作業に取り組んでる。雑草って厄介。草をとってもとっても次から次に生えてくる。

 

今の時期に花を咲かせるドクダミなんて、根っこがめちゃくちゃ強いから、特に厄介。

 

 

数年前、初めてそのドクダミをアルコールに漬けてティンクチャー(チンキ剤)を作ったことがあったけど、結局使いまわせず、破棄したことがある。

 

今年も、草取りをしながら、このドクダミをどうすっかなーと考えた。去年は、刈ったドクダミはゴミ袋へ捨てた。

 

結婚した当初なんて、除草剤を使って根っこを殺したこともあった。でも、やっぱりまた生えてくるんだよね。すごい生命力。

 

それで今年は思った。このドクダミをお茶にしてみよう、と。それで、早速引っこ抜いて洗って、束にして、物干し竿に押してみた。

ネットで調べると、どうやら1週間くらい陰干するといいらしい。

 

そして後日また、お天気が良かったので草取りの続きをしたのだけど、ある発見をした。ドクダミに続く雑草の王者、スギナもたくさん生えていることを。

 

 

スギナといえばスギナ茶があるよねー、と思い出す。早速、モサモサ生えているスギナを刈って洗って、天日干しして鍋で炒って茶葉を作ってみた。炒ってる時の香りといえば、葉緑素?クロロフィル?っていうのかな、緑臭い匂いがプンプンする。

そばにいた夫は、「いい匂いだねえ」と言ってた。

 

 

実家の畑には、昨年植えて放置しすぎて枯れて無くなっていたアップルミントが、再び芽を出していた。根っこが残っていたのね。ハーブの根の強さ、恐るべし。

 

夏になるとすごい繁殖するので、アップルミントも今のうちに収穫。こちらも天日干しして乾燥させ、ハーブティーとして飲む。

 

先日行った山吹水源のお水が、とてもおいしくて、あれからまた水を汲みに水源まで走ってる。

 

実家の母が、「梅をもらったから、取りにおいで」と電話してきてくれた。梅仕事も、余裕がない時はもらったまま、冷蔵庫の中で腐らせてゴミにすることもあった。

早速、梅酵素にしたり梅シロップにしようと、梅のヘタをとって洗って乾かす作業をする。

 

今、〇〇を飲みたい!と思ったら、お金を払って買ってた。ハーブティーもお水もジュースも、今はすぐ、どこにでもあるコンビニで買えるもんね。

 

ただ、飲みたい!という気持ちを抑えて、我慢してた時も長くあった。そこも順番に向き合いながら飲みたい願いを叶え続けてきた。

 

そして、今、見えてる世界。それは、幸せや豊かさは、実はもうすでに目の前に在った、ということ。

 

少し足を伸ばせば美味しい水がある。

少し手を掛ければ美味しい茶葉を作れる。

少し手を掛ければ美味しいジュースを作れる。

 

 

そしてそこにはお金では買えない、ただあるがままの自然のエネルギーを同時に受け取ることができる。これが、真の豊かさなのかな?と、季節の手仕事をしながら感じてた。

 

一石〇鳥?

 

何かを手作りするって、暇な人間がすることだと思ってた。

だって、買ったほうが早いし、買った方が楽だもんね。

でもそういう思考になってる時は、周りのことが全然見えてない、枯渇した不足感でいっぱいの苦しいエネルギー状態だったように思う。

 

そんな暇暮らしな生活なんて、忙しくて大変な自分はできっこない。

そんな余裕ないわ。

そう言って、必死で仕事をして、必死で子育てをして、必死で家族をサポートしているつもりだったなと思う。

 

大変な素振りをして自分で自分を縛り、周りを見えなくし、被害者意識で毎日暮らしてたら、そらー夜も眠れないだろうし、イライラするし、周りのことも思いやれなくて当然だと思う。

 

今見てる世界に、少しでも疑問を持ってみよう。

本当にこれでいいのか?

別の世界はないのか?

視野を広げて、人の話を聞いてみよう。

見たことのない考え方を受け取ることができたら、そこから新たな幸せや豊かさを発見することができるだろうから。