結局どうすれば、自分を認め許せるのか?

先日、ある人との会話の中で、わたしの考えと相手の考えが違うことで、わたしの気持ちがモヤっと揺らいだことがありました。
モヤモヤの中身は、怒りやガッカリに近い感情だったと思います。

お互い違う考え方なので、わたしは、「それは違う!」とか「そんなこと言わない方がいいよ」と言って相手の考えを否定するような感じで話を続けていました。

 

 

相手を否定したくなるというのは、逆読みをすると、相手を否定したくなる現実を「わたし自身が創っている」ということになります。

ではなぜ?相手を否定したくなるのか?というと、潜在意識の中で「自分が自分を否定している」というスタンスをとっていると考えられます。

自分で自分を否定しているエネルギーが当たり前で過ごしていると、否定の現実を意識のプロジェクターを通してみることが、当たり前の暮らしになります。

ついつい口癖のようにして相手を否定したくなったり、逆に自分を否定されたように相手の言葉を捉えたり。

 

ではなぜ?そこまでして、自分で自分を否定しているのでしょうか?

そこには必ず、理由があります。
その理由が、概念(幼少期に受け入れた物の捉え方、価値観、信念、思い込みなど)に値します。

 

たとえば例に挙げると、

自分の存在は、人を不快にする(と、自己否定する)
否定して責めることで、人は成長する。
否定して責めることで、問題は解決に向かう。
自分は無力で劣等感がある。

など、これらは一例ですが、一見すると信じられないような、意味のわからない概念を無意識に受け入れている可能性があるかもしれません。

誰よりも先に、自分が自分を受け入れていないので、周りを受け入れることができなかったり、受け入れてもらえない現実を創ってしまうのです。

現実は、自分の潜在意識の投影(鏡)となって教えてくれています。

 

では、結局どうすれば、ありのままの自分を否定せずに、受け入れることができるのでしょうか?
結局どうすれば、ありのままの自分を認め、許すことができるのでしょうか?

 

それは、自分が持つ概念が何か?を知って気づき、腑に落ちるという体験を繰り返すことで、ありのままの自分を受け入れ、認め、許すことができるようになっていきます。

 

ネガティブな思考になってしまって、自分を受け入れることができないのには、必ず概念という理由があります。それを、知って気づき、腑に落ちるという体験を繰り返すことで、だんだんと、潜在化していた意識が顕在化し、潜在意識から減っていきます。

これを繰り返し内観していくと、自分を否定する時間が自然と減っていき、自分を肯定することが自然体でできるようになっていきます。

自分を受け入れると、相手のことも受け入れられるようになります。
自分を認め許すと、相手のことも認め許すことができるようになります。

すると、徐々に相手と調和する関係性が築けるようになるでしょう。

 

わたし自身も冒頭で書いたような出来事がありましたが、自分の中の腑に落ちる気づきを体験してからは、相手の目を見てゆっくりと相手の話を聞くことができるスタンスを、自然体でとることができていました。

 

潜在意識を知ることの面白いところは、どうにかしようと頑張らなくても自然体で勝手にそうなっていく、というところです。

ロックをかけているのは、潜在意識下にある概念です。自分を知る作業を、少しずつ始めてみませんか?