みんなちがって、みんないいの世界で生きていくということ

学校でも家庭でも、人と同じであることが求められた学生時代

 

大人の意見と違うことや、そぐわないことを言ったりしようとすると、

周囲から圧力をかけられました

 

孤独になって、ひとりぼっちが怖くて

いつも寂しかったから、自分を押し殺してとにかく耐えました

 

ありのままの自分の存在を、闇に葬って

相手に合わせる仮面を被るようになりました

 

 

社会に出ると、いろんな人と出会いました

自分と同じ人なんて、いないように感じました

 

作業療法士になって、施設で働くようになると

様々な病気を持った障害者の方々と出会いました

 

同じ障害を持った人も

生活歴はみんな全く違うので

同じ人なんていませんでした

 

 

そんな頃、

みんなちがってみんないい

で有名な、金子みすゞさんの詩を知りました

 

 

それまでは、みんなと一緒に行動すべきが当たり前だったのに

社会に出た途端、そのギャップについていけませんでした

 

 

障害を持った方々へのアプローチにも、個別性が求められました

 

その後、SNSが流行し、みんなが異なる自己表現が当たり前の時代になりました

 

 

卒前教育の、「みんな一緒であるべし」

卒後教育、現代社会の「みんなちがって、みんないい」

 

この概念の書き換えは、とてもエネルギーを要しました

 

 

 

でもね、やっぱり自分に嘘つかず、シンプルにありのままに

みんなちがって、みんないい

の世界で、生きていきたい

 

 

そのために必要不可欠なのは、自己理解

 

自分がどんなものの見方をしているのか?

どんな価値観、概念を持ってるのか?

現実は、全て自分発

 

 

みんなちがって、みんないい

を世の中が受け入れ、行動できるようになるためには、

ひとりひとりが

自己受容、他者受容できる社会になるといいな

 

 

そのためにもやっぱり必要不可欠なのは、自己理解

まずは、ここからなのです